しか
 
 今日(きょう)からきみは、しかカブスカウトです。
 うさぎスカウトのときと同じように、カブスカウトのやくそくと
 カブ(たい)のさだめをしっかり実行(じっこう)
 りっぱなカブスカウトをめざしましょう。
 
 もし、きみがうさぎカブスカウトを経験(けいけん)しないで、
 しかカブスカウトになったとしても(すこ)しもしんぱいはありません。
 カブスカウトの活動(かつどう)は、どこから参加(さんか)しても(たの)
 しく、
 (あたら)しいことにちょうせんしていけます。

 しかカブスカウトは、うさぎカブスカウトの手助(てだす)けもしましょう。
 もちろん、なにかこまったときや、わからないことがあったときは、
 (くみ)(たい)のなかま、指導者(しどうしゃ)家族(かぞく)
 そうだんをしましょう。きっと(ちから)になってくれるでしょう。

 みんなにしんらいされ、(あい)されるカブスカウトになれるように
 がんばりましょう。

 

うさぎカブスカウトだったきみも、新入隊(しんにゅうたい)のきみも、
制服(せいふく)(ひだり)ポケットに
しかカブスカウトの進級章(しんきゅうしょう)(ステップ(しょう)がついています。
さあ、これからは、(たの)しく活動(かつどう)しながら、
カブブックにある5つの区分(くぶん)にわかれた15の修得課目(しゅうとくかもく)にちょうせんしましょう。
それが全部(ぜんぶ)()わると、完修章(かんしゅうしょう)(クリア(しょう))を
ステップ(しょう)(した)につけ、みんなから、
自分(じぶん)のことは自分(じぶん)できちんとできるしかカブスカウトとなったことが
みんなにみとめられます。きみは、そのことにほこりを()って
クリア(しょう)をつけましょう。
つけかたはここ!

そして、チャレンジ(しょう)にちょうせんしましょう。

チジャレン章40種   

修得課目(しゅうとくかもく)は、家庭(かてい)(おこな)うものと
集会
(しゅうかい)
(おこな)うものがあります。
いずれの課目(かもく)も、しかカブスカウトとして大切(たいせつ)な、
(やく)
()つものです。
できるだけ、(はや)()えるように努力(どりょく)しましょう。

しかカブスカウトの修得課目(しゅうとくかもく)
 
 
修得課目(しゅうとくかもく)のひとつひとつができたときには、
 そのしるしに
家庭(かてい)(たい)からサインをもらいます。
 
  家庭で行う課目 家庭(かてい)(おこな)課目(かもく)のしるしです、
    ()わったら保護者(ほごしゃ)のサインをもらいます。
    そして(つぎ)集会(しゅうかい)でカブブックを
    指導者
()せ、サインをもらいます。

  集会で行う課目 集会(しゅうかい)(おこな)課目(かもく)のしるしです。
    ()わったら指導者(しどうしゃ)からサインをもらいます。
    そして(いえ)(かえ)ったら、カブブックを
    保護者
()せ、サインをもらいます。

  集会で行う課目家庭で行う課目 家庭(かてい)集会(しゅうかい)のどちらでもできる課目(かもく)です。
     家庭(かてい)(さき)にやったら保護者(ほごしゃ)から、
     集会(しゅうかい)(さき)にやったら指導者(しどうしゃ)からサインをもらいます。
  
  サインをもらったら、カブブック最後(さいご)
  進歩一覧表(しんぽいちらんひょう)自分(じぶん)でしるしをつけます。
  自分(じぶん)がどのくらい(すす)んだかがわかります。

 
信仰(しんこう)とたしなみ

 1 
感謝(かんしゃ)

 
きみが、ここまで(おお)きく成長(せいちょう)したのは、
 家族(かぞく)やいろいろな(ひと)たちのおかげです。
 素直(すなお)に「ありがとう」と()える人間(にんげん)になりましょう。


(1)(かみ)(ほとけ))をうやまう。 家庭で行う課目
(2)
(もの)大切(たいせつ)にし、自然(しぜん)のめぐみとお世話(せわ)になった人々(ひとびと)
     高齢者(こうれいしゃ)感謝(かんしゃ)気持(きも)ちを()ってせっする。 集会で行う課目家庭で行う課目

(3)日日(ひび)善行(ぜんこう)(こころ)がけ、(すす)んで実行(じっこう)する。集会で行う課目家庭で行う課目
 
 感謝するきもち

  人間(にんげん)はだれでも、一人(ひとり)では()きていけません。
  みんな(たす)()って()きています。
  毎日(まいにち)(かお)()わす家族(かぞく)(とも)だち、先生(せんせい)
  いま、こうして()きていられるのは、(おお)くの(ひと)たちのおかげです。

  そしてわすれてはならないのが、自然(しぜん)です。
  太陽(たいよう)空気(くうき)(みず)(はな)(とり)… 自然(しぜん)はかけがえのな  いものです。

  人間(にんげん)人間(にんげん)人間(にんげん)自然(しぜん)、ともに()きていかなけれ  ばなりません。
  おたがいに「ありがとう」という感謝(かんしゃ)気持(きも)ちをもって()きていきましょう

健康(けんこう)安全(あんぜん)

 2
 スポーツ

 
毎日(まいにち)根気(こんき)よく運動(うんどう)(つづ)け、
 きそく(ただ)しい生活(せいかつ)(こころ)がけることが大切(たいせつ)です。

(1)自分(じぶん)()った運動(うんどう)をえらび、
   目標(もくひょう)()め、
   がんばり(ひょう)(つく)ってちょうせんし、
   しっかりがんばったことを隊長(たいちょう)にみとめてもらう。
集会で行う課目家庭で行う課目

(2)1種目(しゅるい)個人(こじん)スポーツのルールを()り、試合(しあい)参加(さんか)する。集会で行う課目家庭で行う課目

 

 3 
事故の予防(じこ よぼう)

 
(いえ)にある電気器具(でんききぐ)や、ガス器具(きぐ)などを()って、(ただ)しく使(つか)事故(じこ)予防(よぼう)しましょう。
 
(1)家庭内(かていない)での電気器具(でんききぐ)、ガス器具(きぐ)などの(ただ)しい使(つか)(かた)()る。家庭で行う課目 
  電気器具(でんききぐ)使(つか)(かた)
電気(でんき)のコンセントに、プラグを(ただ)しくさしこむ。
使(つか)()わったら、コンセントからプラグをぬく。
電気(でんき)をつけっぱなしにしない。
ぬれた()でコンセントにさわらない。

 ガス器具(きぐ)使(つか)(かた)
ガス(かん)のさしこみをきちんとする。
ガスを使(つか)っているときは、部屋(へや)空気(くうき)時々(ときどき)()れかえる。
使(つか)()わったら、もとせんをしめる。
 

 4 
健康(けんこう)

 健康(けんこう)(からだ)は、(なに)ものにもかえられません。
 (からだ)調子(ちょうし)栄養(えいよう)()をくばりましょう。

 
(1)体温(たいおん)脈拍(みゃくはく)(ただ)しく(はか)り、1週間(しゅうかん)記録(きろく)する。
家庭で行う課目

(2)バランスのとれた食事(しょくじ)大切(たいせつ)さを()り、すききらいをしないで()べる。家庭で行う課目

技能(ぎのう)

 5 地図(ちず)暗号(あんごう)  


 
野山(のやま)(ある)くときには、地図(ちず)がとても役立(やくだ)ちます。
 れんらくは、なかまだけに(つう)じる暗号(あんごう)使(つか)ってみましょう。。

(1)地図記号(ちずきごう)を5つ以上(いじょう)(おぼ)える。。集会で行う課目

(2)暗号(あんごう)(かんが)えて使(つか)う。集会で行う課目
  
      ひみつの暗号(あんごう)
     なかまどうしのひみつを、ほかの(ひと)にしられたくないとき、
     暗号(あんごう)をつかいます。
     暗号(あんごう)には特別(とくべつ)なきまりはありません。
     なかまがわかれば、どんなものでもよいのです。

 

 6
 なわ(むす)


 
なわの(むす)(かた)をたくさん(おぼ)えると、
 とても便利(べんり)です。練習(れんしゅう)しましょう。

(1)ロープを(つか)使ってふた(むす)び、もやい(むす)び、
   巻
()
(むす)び、一重(ひとえ)つぎができる。
集会で行う課目

 ふた結び

  
くいや柱に、ロープのはしを止めるための結び方です。
  これは、元の方向へ引く力が加わっているかぎり、ゆるむことがありません。


  

 もやい結び

  輪は、しっかり結ばれ、大きくなったり小さくなったりしません。
  これは、人命救助、船をつなぎ止めるときなどに使います。

   

 巻き結び

  柱や、くいをきちんと立たせるために、引きつなを止めるときや、
  足場を組み立てるときに使います。

   

 
一重つぎ

   2本のロープを結び合わせるとき、太さがちがうとき、
  しめり気がちがうとき、一方のはしが短かくしか使えないとき
  などに使われる結び方です。

   
 


 7
 工作(こうさく)


 板を切ったり、くぎを打ちつけたり、
 木を使っていろいろな工作ができます。

(1)のこぎり、金づち、きり、ねじ回し、ペンチなどの
   安全で正しい使い方ができ、自分に役立つ物を作る。 
集会で行う課目家庭で行う課目
 いろいろな道具と使い方

 のこぎり

  のこぎりには、木をたてに切る刃と、よこに切る刃があいります。
  日本ののこぎりは、引いたときに切るようにできています。
  切る木をしっかりおさえ、むりな力を入れないで、
  軽(かる)く引きながら切るようにしましょう。
  使い終ったあとは、軽く油を引いておきましょう。

 
かなづち

  くぎを打つときには、かなづちのはしの方を持って、
  かなづちの重(おも)さで打つようにすると、うまく打つことができます。
  むりに力を入れたりすると、くぎが曲がったり、
  手をたたいたりすますので、注意(ちゅうい)しましょう。

 
きり

  木にあなをあけるための道具(どうぐ)です。
  あなをあけるときは、下にいらない板(いた)をしき、
  きりを直角にあてて使います。

 ねじ回し(ドライバー)

  ねじをしめたり、ゆるめたりする道具(どうぐ)です。
  ふつうは、ねじをしめるときは右に、ゆるめるときは左に回します。
  ねじの種類(しゅるい)によって、プラスドライバーと
  マイナスドライバーがあります。
  ねじの形や大きさに合ったドライバーを選んで使います。

 
ペンチ

  はり金を切ったり、曲げたりする道具(どうぐ)です。
  太いはり金やピアノ線を切るときは、一度(いちど)に切ろうとしないで、
  2〜3回はさんで切りこみを入れ、おり曲げるようにすると、うまく切れます。

  

 8 読書(どくしょ)


 
本は君に多くのことを教えてくれます。本を読む習慣をつけましょう。

(1)読んだ本の感想文を書く。 集会で行う課目
 本を読んだら、どんなことを感(かん)じたり、
 思ったりしたかを感想文にまとめてみましょう。
 感じたままを自由に書くことです。

 げんこう用紙に書くとき
   @ 1番はじめの行に、題を書きます。
   A 2番目の行に、団や隊の名前を書きます。
   B 3番目の行に、組と自分の名前を書きます。
   C 5行目の2番目のますから、書きはじめます。
   D まる(。)や点(、)を、1字分とります。
   E 人の話のところは「 」のように、カギカッコでくくります。
     「 」は1字分とります。
   F 字は、1ますずつ、ていねいに書きます。

 
自然(しぜん)野外活動(やがいかつどう)

 9
 自然観察( しぜんかんさつ)


 
季節や場所によって、ちがった草花があります。
 今みられるものを調べましょう。

(1)野外の草花を6種類以上観察し、その名前などを調べる。 集会で行う課目
 

 10 料理(りょうり)

 
 
自分で作った料理は、かくべつなものです。
 かんたんなすい事から始めましょう。

(1)石などを利用したかまどを作る。 集会で行う課目

(2)家庭でかんたんな食事を作る。(サンドイッチ、おにぎりなど) 家庭で行う課目

 かまどづくり

  
かまどを作るときの注意

  かまどは、大きすぎても、小さすぎても、のうりつが悪くなります。
  人数によって、工夫しましょう。

  火どこが低いと、料理がしにくいし、高すぎるときけんです。

  風下側に背を向けて、風上側をあけて作ります。

  まわりの立ち木をいためないように、注意しましょう。

  まわりにもえやすいものがあるところ、
  もえやすいしばの上などには作ってはいけません。 
 

 11
 野外活動(やがいかつどう)


 
楽しいハイキングに何をもっていけばよいでしょうか。
 何をしたらおもしろいか、なかまといっしょに考えてみましょう。

(1)ハイキングに持っていくものの個人リストを作り、じゅんびする。家庭で行う課目

(2)なかまといっしょに自然物やいろいろなものを利用して、
   かんたんな小屋を作る。 
集会で行う課目
 小屋づくり

  うさぎ、しかで習った「なわ結び」が、いよいよ役に立ちます。
  「なわ結び」のページを参考にして、
  なかまといっしょに小屋を作ってみましょう。
  材料は、自然にある木や草など、身近にあるものを工夫してみましょう。

 
社会生活(しゃかいせいかつ)

 12 日本(にほん)国旗(こっき)


 日本の国旗、日の丸は、日本のしるしですから
 国旗のことをよく知って大切にしましょう。

(1)国民の祝日(しゅくじつ)に国旗をあげる。集会で行う課目家庭で行う課目

(2)国旗の歴史(れきし)を知る。 集会で行う課目
 
 国旗の歴史

 日本の国旗(こっき)、日の丸(日章旗(にっしょうき))の起源(きげん)はあきらかにされていません。
 太陽を神様とする太陽信仰(たいようしんこう)からきたともいわれています。
 江戸時代、島津(しまづ)はん(げんざいの鹿児島県(かごしまけん))では、
 すでに船に日の丸(ひのまる)を立てていました。
 そして、1854(安政1)ねん7月、江戸幕府(えどばくふ)は、
 外国とつきあっていくうえで、日本の船と外国を区別(くべつ)するために、
 日の丸を日本の国のしるしとして使うことに決めました。
 そしてさらに、明治時代(めいじじだい)に入ってからは、
 1870(明治3) 年に国旗の寸法や日の丸の大きさ
 などを正式(せいしき)にさだめました。
 日章旗(にっしょうき)の白地は平和(へいわ)正義(せいぎ)
 赤はまごころをあらわすといわれています。

  
 
国旗の寸法

  寸法は、たて×よこ=2×3
  円の中心は、四角形の真ん中
  円の大きさは、たて5分の3
 

 13
 ぼくらの(まち)


 
自分の住む町には、どんなしせつがあるでしょうか。
 それがどんな役割をはたしているか、どこにあるか調べましょう。。

(1)自分の市町村にある次のしせつ3ヶ所以上について、
   その仕事を知り、町の地図でその場所を示すことができる。
   消防署、警察署、病院、郵便局、図書館、
   公民館、市役所、町村役場、学校など 集会で行う課目家庭で行う課目

 

 14
 世界(せかい)国々(くにぐに)

 
 
世界地図を広げてみましょう。
 きみの知っている国は、どこにあるでしょう。。

(1)15ヵ国以上の国名を知り、世界地図で
   それらの国の位置を示すことができる。集会で行う課目家庭で行う課目
 

 15
 (やく)()

 
 
住んでいる町をきれいにするために、自分ができることを考えてみましょう。
 どんな小さなことでも、社会の役に立つことはすばらしいことです。。

(1)自分の町の美化運動になかまといっしょに進んで参加する。集会で行う課目
 


りす うさぎ しか くま じょうしん

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